2016年11月27日日曜日

ズボンの語源

 ズボンが足りなくなったので買いに行った。今はパンツか?そういえばジーパンは以前から普通につかっていて、パンはパンツの略なんだろう。気にも留めていなかった。英語はトロウサーズのはず。じゃあ、ズボンは何語からきたんだと気になり、帰ってからググってみた。整理すれば、「ズボンはフランス語でペチコートの意味のjuponから来ているといわれる。juponは男性が身にまとうゆったりとした衣服をいうアラビア語djubbaに由来する。足がずぼんと入るからという説もある。」とのこと。どちらも納得がいかないんだけど。女性の下着が男性の外衣の名称に転用されたりするのか。
 アラビア服は白くてスカートみたいに広がっているから、djubbaが形状のよく似たスカートの下はく下着に転用されてjuponになるのは理解できる。ズボンは足が別れていて、まったく異なるではないか。
 juponは女性用下着の襦袢(じゅばん)の語源ではないかと調べたら、「アラビア語のジュッパがポルトガル語化したジバゥンを音写した文字で、漢字は当て字である。」やっぱりつながっていた。襦袢とズボンが同じ?ズボンのjupon語源説はなんだか怪しいな~。
 「ずぼっ」とか「ずぶっ」とかは、何かにはまり込む状態に使う擬態語だし、「すぽん」は、逆に抜けるときに使う。衣服を貫いて足を出し入れするのだから、ズボンという言葉は似合っている。個人的には「ずぼん」と足を入れるから「ズボン」になったという説に軍配をあげたい。
 古墳時代の武人埴輪は、乗馬用なのか、ズボンをはいている。あれは「はかま」の起源なのだろう。

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