好天に浮かれて、今日は何処かへ出かけなくっちゃということで、12時過ぎから外出。田原本へ行く。
田原本の町中を適当に歩いていたら、今まで見たことのない楼門のある寺があった。駅からそれほど離れていなかったのだが、まだまだ、気付かないものが色々あるだろう。江戸時代の寺が二軒並んでいた。城はなかったが領主はいたようだ。ともかく写真だけは撮っておいた。
古本屋をのぞいてみるかと思い、古本屋の方向へ。目新しいものはなかった。こちらに必要なものは限られているし、そう簡単には見つからない。セット売というのも困る。
店を出た後、寺川堤防を歩く。のり面に水仙やヒメリュウキンカの花が目立つ。梅も季節だ。奈良盆地の川は最終的には大和川に一本化される。歩いていれば、川沿いを歩いていれば、どこか知っている場所へ出られるだろうと、不安もなく歩き続ける。ずっと家に閉じこもっていたから、久しぶりに歩くと疲れる。こんなに衰えたかと思えるほど。堤防が行き止まりになったので、対岸へ橋を渡り、そちらの堤防沿いに歩く。河川維持のための道路で、一般車の通行は予想していないから、事故があっても知らないよという警告看板があった。道は狭く、車一台分の舗装しかなかった。堤防の工事中で、パワーショベルと人が動いていた。今日は平日なんだった。しばらく歩くと、高速道路があり、そこで川沿いの道は閉鎖されていた。高速をくぐって集落の方へ歩く。近鉄が横を走っているのが見えていたから、駅は有りそうだ。ファミリー公園だったら好いなと思ったが、公園らしき木々は見えなかった。大きなスーパーがある。町という感じ。駅を探したら、線路の向こう側に建物が見つかった。駅前を新しく整備したようで公園化されていたし、駅舎も立て直したらしい。結崎駅であった。田原本から石見、結崎と二駅分歩いただけだったのに、この疲れよう。駅でアイスクリームを食べながら電車を待つ。一時間に四本だから、15分ほど待っただけなのだが、ずいぶん時間を感じた。糸井神社があるはずなのだが、それらしき杜は見当たらなかった。帰ってから地図をみると、駅からかなり離れていた。このあたりでは比較的大きな町のようだ。帰宅は六時頃。