2017年8月15日火曜日

馬見丘陵公園

 大阪の平坦な公園に飽きて、先日、奈良の馬見丘陵公園へ行ってきた。大阪の公園にも築山はあるのだが、人工的な盛り上げ感、退屈をぬぐえない。自然地形の微妙な変化が遊び心をくすぐるのだろう。以前行ったときに、駐車場を有料化すると書いてあったのだが、無料のままだった。屯鶴峯を過ぎたあたりから中和幹線という新しい道路が通じて、アクセスが良くなっている。途中、真美ヶ丘という住宅団地があるので、「まみきゅうりょうこうえん」だと思っていたのに、公園内の橋に「うまみきゅうりょうこうえん」とひらがなで書いてあった。「まみ」は開発業者のイメージアップ地名らしい。公園は南、中央、北、緑道という四つのエリアに分かれている。広大だし、人も少ないのでゆっくりくつろげた。緑道エリアは遊歩道周りの少しの幅しかない。近鉄の池部駅から1kmほど続いて北エリアへ入る。周辺の空き地をみると、これからも拡張するのかなという感じだ。北エリア、中央エリアはいくつかの古墳とため池を抱え込んでいる。南エリアの外にも巣山古墳という巨大古墳がある。この古墳もいずれ公園内に取り込まれるかもしれない。古墳や神社を訪ね回っていた頃、この古墳と讃岐神社を見に来たが、古墳の横の道はうっそうとした木立に囲まれて、薄暗く気味が悪かった。家が一軒あったように覚えている。木々はすっかり切り払われて明るくなり、古墳の様子がよく見える。公園全体が広くなっていたし、工事中の場所もあった。まだ発展途上の公園だ。子供の遊具などは北エリアの一部にしか置いていないが、走り回れる場所はかなりある。南エリアの丘の上で、涼風に吹かれながら、コンビニで買ったお握りを食べ、本を読んだり、寝転んだりしながら半日を過ごした。蟻が邪魔をしてくれたが、これはどこへ行っても同じだ。リフレッシュ感がかなりあって、満足。
 大阪はクマゼミばかりになってしまったが、ここではアブラゼミが主体だ。大阪より少し涼しいということなのかな。