2024年3月14日木曜日

百済、漢城(ソウル)付近で、日本型埴輪出土

 「大韓文化財研究院は6日、今日のソウルである漢城に百済王朝が都を置いた漢城百済時代(西暦18年~西暦475年)の官営土器窯関連遺跡(京畿道城南市福井洞(ソンナムシ・ポクジョンドン))から、古代日本の権力層の大型墓を飾った土器装飾遺物の「埴輪(はにわ)」を初めて発見したと明らかにした。大韓文化財研究院は地中の文化遺産を発掘・調査する機関だ。埴輪は5世紀前半の古代日本の典型的な装飾型土器で、主に円筒形のものと動植物形の象形造形物、家などの住宅造形物などに分けられる。今回発掘されたのは円筒形で外壁に穴を開けた5世紀の造形物だ。この遺跡は、福井洞393番地の霊長山の麓一帯7798平方メートルの面積で確認された。百済時代に国が運営したとみられる土器窯と廃棄場施設が散在しているが、百済王城跡として有力な風納土城(プンナプトソン)、夢村土城(モンチョントソン)からわずか4~5キロメートルの距離なので、王室が管掌して物品を調達する国営工房施設の一部と推定されてきた場所だ。関心が集中した埴輪の破片は、2022年に遺跡の廃棄物層から黒煉瓦、軒丸瓦、平瓦、内拍子など数百点と共に発掘された。突出した帯を付けて巻いてあったり、外壁の表面に一定間隔で線を引いた日本特有の仕上げ跡(日本の考古学用語で刷毛目)がはっきりとみられる埴輪円形土器の破片であることが判明した。

 韓日古代史を研究してきた歴史考古学界の一部の専門家たちは驚きを隠せずにいる。紀元前18年から475年まで存続した百済王朝の最初の都で、現在のソウル松坡区(ソンパグ)、江東区(カンドング)や京畿道城南市一帯にあたる旧漢城地域で、1600年前に外交官や職人をはじめとする倭人たちが居住して活動したことを示す明確な根拠が出たと評価されるためだ。特に埴輪は4~6世紀の日本の古墳時代の権力者、実力者の大型墓(長鼓型墓で日本では前方後円墳と呼ばれる)に欠かせない墳丘の重要装飾部材だったという点で、1600年~1500年前に古代日本の移住民が百済のソウルの都に暮らし、特有の墓を建てて飾った可能性が提起されている。まだ断定はできないが、この埴輪の破片の発見で、百済の首都である漢城一帯に倭の職人や外交官らが移住した居住民村があったという推論も可能になったという分析が出ている。」


 上記は、三月八日のハンギョレ新聞の記事の抜粋である。朝鮮半島で前方後円墳が発見されたり、日本の関与が徐々に明らかになってきた。「魏志倭人伝から見える日本、1.邪馬台国か邪馬壱国か?」(https://www.eonet.ne.jp/~temb/1/wajinden_1/htm)で、記紀の神功皇后に関する記述がほぼ真実を伝えていることを解説したが、それを裏付ける考古学的データが発見された。私にとっては喜ばしいことである。韓国の人は認めたくないであろうけど。

2024年3月12日火曜日

左利き用マウス

 マウスの左ボタンが反応しなくなった。パソコン関係ではマウスが一番壊れやすく、買い替えが多い。値段的にも消耗品レベルではあるけれど。

パソコンを使い始めたころ、右手でマウスを使うのでは、右指の負担が大きくなりすぎると思い、左手で使うようになった。それで三十年以上経つ。最近、左利き用マウスが販売されていることを知り、どんなものか試したいと思っていた。

近所の店にはエレコムの右利き用しか置いていなかった。難波のエディオンで、ようやくサンワサプライの左利き用マウスを見つけて購入。有線、コード長は1.5mで1300円ほど。エレコム製はどこへ行っても右利き用しか置いていなかった。

使い勝手は、これまでで最高である。当然、持ちやすく手に馴染むし、ボタンも反転させてあるから、人差し指ダブルクリックでファイルを起動できる。これまでは中指を使っていた。まだ慣れていないので、しばしば押し間違えるが、すぐに慣れるだろう。今後は左利き用を買う。販売をずっと続けて欲しいものだ。左利きは少ないが、私と同じような考えの人間も、きっといるはず。