2021年3月3日水曜日

国邑の訳

  魏志倭人伝にある「山島に依り、国邑をなす」という書き下し文を、そのまま和訳文にも書いていた。それ以上細かくする必要があるのかという気もあるが、国邑とは「首都的な集落」を指すと主張する人がいることを森浩一氏の「倭人伝を読みなおす」で知り、確かにそうだろうと思っていた。ずっと放置していたが、今日、布団の中で、「国家機能のある集落」と訳せばぴったりだと思いついたので訂正することにした。各国には官僚が置かれ統治組織が機能していて、伊都国にいる大率が検察している。

 「山島に身を寄せて、国家機能のある集落を作っている」というのが新訳である。

 寝ぼけていて頭の中に出てくるのだから油断できない。枕元にメモ帳とボールペンを用意しておくか。

Link 魏志倭人伝(原文、書き下し分、現代語訳)

Link 魏志倭人伝から見える日本、2

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