2024年2月5日月曜日

魏志倭人伝4、卑弥呼の鏡に東大寺山古墳出土の鉄刀の史料を追加

 出雲に国を作っていた越人は、大和へ移動して邪馬壱国を建て、その同盟国と女王、卑弥呼を共立して、公孫氏の帯方郡に保護を求めたのです。卑弥呼と公孫氏の関係は事実と考えて差し支えありません。漢は卑弥呼一族の敵で、それと対立した公孫氏と結ぶのは必然と言って良い。奈良県天理市櫟本町にある和爾氏系(=物部系)と思われる東大寺山古墳から、「中平(184~188))」という年号の記された鉄刀が出土しており、公孫氏との交流を示唆しています。霊帝の184年(中平元年)、黄巾の乱が起こり、これ以降、漢は大混乱に陥って滅亡へと向かいます。漢、中央政府との交流は考え難いのです。

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